ことはじめと展望

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 【ことはじめと展望】
 本書を書き始める「ことはじめ」となったできごとをここに綴るのは正直言えば苦しいものがあります、
私自身の心の中にあったみにくい部分を読者であるあなたにさらけ出す事になるからです。
しかしそういった本書の生い立ち部分も読者にとってきっと意味のあることに違いありません。
本書をこうして一読した読者の中には、もしもこの本に書かれてあるものを自分の人生に取り入れていったなら、
本当に自分の人生にさらなる愛と幸福がやってくるかもしれない、異性はもちろん、
多くの人々にも愛されて満たされる人生を歩むことができるのかもしれない。 
かたやそう思いながら一方では、私は人をみてはひがんだりもすればねたむこともあるし、
人を傷つけたこともあるどこにでもいるごく普通の人、この本は私には縁遠いものではないだろうかと。
読者の中にはこんな不安を持たれている人もいるかもしれません、しかし本書を書き始めるきっかけとなった話である、
私の心の中にあった人間の弱くみにくい部分をあなたにお話するのも、そういった不安をもつ人へのきっと慰めと励ましになろうと思います。


 1987年、当時の住まいは神奈川県は鎌倉市。
この頃私はある女性とおつきあいをしておりました、しかし休日が合わないゆえかその女性は別の男性に心惹かれた様子。
二人でいる時もその男性の話題が出ては楽しそうに話します。 どうやらその男性は職場の同僚のようでした。
この時、私は正直かなわないと思ったのです、その女性は好意を抱く男性と側に居れる時間が私よりずっと長いのですから。
想像していた通りの結果、私とその女性の関係はゆっくりと冷えていきました。
私はその女性と仲良くすごしていた時に触れた彼女の持つ優しい部分を思い出してはとても暗く沈んだのでした。
私は二人の関係が冷えてしまったその時、好意を持たれている男性を逆恨みしたのです、
間違ってはいました、こうしてあとになって思えば。
しかしその時はその男性を私は憎みました、その時の私はまるで破滅の心そのものでした。
私は強く強くその男が消えてしまえばいいと憎み、会ったことすらもない男性に憎悪で心が一杯だったのです。
心が憎悪でいっぱいな日々を過ごしていたこの時に、私は発病をしました、
原因不明の突然の奇病、身体全身が白いかさぶたでおおわれたのです。
全身にかさぶたができる病いは聞いたこともなく、それからは毎日どうしたらいいのかわからず半狂乱となり、ひとり部屋の中で泣き狂っていました。
正常な判断がしたくてもどうしようもなく、医者に行くべきなのはわかっているのに外出しようがないのです、
手や顔までかさぶたにおおわれてしまっては食べるものすら買いに出歩けなくなりました。
しばらくは冷蔵庫の中にある物を食べて暮らし、そして数日が過ぎ、とうとう食べる物は尽きて、
追いつめられてこのまま死ぬしか道はない、そう思わざるおえませんでした。
どうしようもなかったのです、日増しに身体は白いかさぶたが増えていくばかりで治る見込みが全くなかったのですから。
これでは雇うところもありはしなく働く事も到底無理。 生きたいのにとても生きてゆけない。
このまま死なないにしても治らなければ生涯家から一歩も出られやしない、
しかしそれ以前に食べる物がないなら死ぬしか道はないともはや否応なく死を選ぶ。
苦しまずに死ねる方法はないかと頭を抱えていた日の夕方、その女性は私の家に再びやってきました。
彼女にこんな姿を見せたらきっと気持ちわるがられるにちがいない、そう思い私はすぐにその女性を帰そうとしたのですが、
しかし彼女は私の姿を見ても気味悪がることもせず、私に慰めの言葉を幾つか投げかけ、
私が落ち着いたのを知ると職場の同僚であるその男性の近況を私に話しはじめたのです。
その男性は行方不明のようで職場にも出勤をしてこないと。
ばかげた話のように思われるかもしれません、しかしこの話を聞いた私はこの時確信をしたのです、
私を襲ったこの奇病はきっと偶然などではなく、人を恨んだり憎んだりした心が引き起こした苦しみであり、それはきっと天罰に違いないと。
その日の夜から毎日懸命に天に祈りました、神に祈り、身体を治して欲しいと乞い、天罰の許しを乞うた。
鏡を覗けばそこには心の醜さを表すように鬼のような形相となった私、毎日泣き狂っては半狂乱の無様な姿。
だって仕方ありません、自分の身体のすみずみが白いかさぶたでおおわれては、目にみえる所、手も足も顔もすべてが、
もう家から1歩も出られやしない。 私は目覚めているあいだ、意識のある間中泣いていた。
身体を治して欲しいと天に乞い、人を憎んだ事を後悔し、私は生れて初めて真剣に懺悔した。
目覚めている間中溢れて止まらなかった生きたくても生きてゆけない絶望の涙。 懺悔の気持ちに嘘はなかった。
だけどどんなに祈ろうと泣き叫ぼうと天は答えてはくれませんでした。 
天罰を受ける身でありながら自分の願いを通そうというのがそもそもの間違いなのでしょう。
しだいに願いを聞き入れてもらうには、願いに見合うだけのものを私が差し出さねばならないのだと考え、
私は藁をもすがるように天に向かって誓約をしました、
他人の愛の為に生きる人間となりますからどうか願いを聞き届けて下さいと私は訴えたのです。
窓の外には空を覆うようなに広がる白っぽい雲が見え、それを見たわたしは、もしもこの誓いによって願いを聞き届けて下さるならば、
その証を私にはっきりとわかるように、空一面の雲に大きな穴を開けてしるしをみせてくれるようにと訴えたのです。
祈り続けて数時間後、ひとけが少ない事を確認してから家の外にでる、
時間は真夜中、空一面にはめずらしく隅々に覆われている厚い雲を見上げました、
おそらくそれは生涯に一度見ることができるかどうかの不思議な空でした。
空が曇っているのとはちがい一定で均一の厚みがあり、色は昼間みかけるように白く、雲には一点の隙間もちぎれもなく、
そして通常よりかなり低い位置にあり、東に西に北に南に、それは果てもなく空一面に敷き詰められた、
まるで一枚の広大な雲でできている絨毯のようでした。
それは少しの疑いも持てないようにとその事のために用意されたかのように。
私は願いを聞き届けてもらえた証はないかとさらに真上を見上げました、
私の住んでいたそのアパートの真上には、求めた徴通りのものがありました、
「まるで作られたように、きれいにくり抜かれた円柱状の雲の穴から月の光が射していたのです。」
見渡す限り切れ目もなく小さなちぎれもないその一面の雲に、見上げた頭上のそこだけがまあるい円を描くように切り抜かれた円柱状の雲の穴、
それは神に向かって訴えた誓約が聞き届けられたしるしであることはもう疑いようもありませんでした。
この時、身体を癒す約束を望んだ通りしるしで見せてもらい、その代償として誓約を結んだ瞬間でした。
これを読まれている読者の中には、他人の愛の為に生きると誓約するなど、よく恥ずかしげもなく言えたものだと言われる人もいるかもしれません、
でもその時の私には恥ずかしげも何もありませんでした、必死だった、それどころではない、生きるか死ぬかで恥ずかしいも何もなく、
人を憎んでこうなったのだからこう誓約するべきだとしか思い浮かばなかったのです。
願いを聞き届けられたか空を見上げに玄関を出て、そこに徴として見せられたあの時、
私は不思議な気持ちで一杯でした、
上を向いて空を見上げた私には、雲の上に、空の上に、まだ生きてゆける希望を見つけたのです。

 この後、私は他人の愛のために生きると誓ったことを半ば忘れたような刹那な日々を過ごしていました。
正確に言うなら、どうしてよいのか分からずにいたと言えばよいかもしれません。
ただ漠然と、多くの人々に触れるように本の形にしていったらいい、そう考えていました。
でもこの頃の私にはまだ本を書くだけの力量などあるはずもなく、しばらくは書き上げるための土台となる期間を迎えたのです。
まるでこの本を書き上げるために物事が起き、様々な人間関係がうまれ、整ってゆく。
本書で綴ったエピソードの大半を私自身が身をもって知るために。
本書を書き始めたきっかけはこうした、人を憎むという私自身の心の中にあった弱さや醜さにありました。
どんな人にだって過去はあります、そしてきっとどんな人でも変わる事はできるのだと思うのです。

 雲に円を描いたような円柱状の穴があいたのは偶然だったのでしょうか? 
夢でも幻でもなくて、生きるか死ぬかで泣き叫んでいた数日間の最後におきた出来事、
この日のことは忘れようとしても忘れられません。
問題の私の身体を蝕んだ奇病ですが、この後医者に通わずに2.3日の間にすっかり完治しました。
身体を癒やしてもらうための代償として誓約をし、神に向かって聞き承けてもらえるなら証として目に見える徴をみせてくれと訴えたのは、
今にして思えばわがままであったかもしれません。
人を憎んだ事を後悔し懺悔をしたのなら、しるしを見せてもらわずとも誓った通りに黙って人生を送ればよいのではないのかと。
しかしこの時の私は明日をもしれません、家族との縁が薄い私には人に頼って生きながらえる事すら困難だったのです、
そしてもしもこの世に神がいるのなら、きっとしるしを見せるくらいのことはなんでもない簡単な事だろうと勝手なことも考えていたのです。
もしもこの世に神がいるのなら、時々人間に、疑い様もなくその徴をみせるもの。
 この本のタイトルを日本歌謡史上最大のポップスヒットである「上を向いて歩こう」と奇しくも同じとしたのは、
ことはじめとなったこの日の出来事に由来しています、
口ずさむ歌詞はあまりにこの日の出来事に重なります、あの日、空をみつめた日から。

 話は変わりますが、私には見果てぬ夢がいくつかあります。
それは人が聞けばきっと笑っておしまいになってしまいそうなもの。
 ひとつは、この本は個人間の恋愛といったミクロなものに留まらず、一対一の愛からもっとマクロな、この世界に生きる者すべてが求めているもの、
誰彼となく人が人を支えあい、愛しあい、助け合い励ましあえるような、そんな愛で溢れた世界となってほしい願いを込めてこの7年間書き綴ってきました。
そして今まで長い間書き進めてきた私は、人々に向けて愛を綴ったものを書くからには私自身は無執着、無頓着、無欲であるべきと長く考えていたのです。
しかし数年前から少し考え方を改めるようになりました、この世のすべてのものはそれが艱難辛苦であろうとも、
何一つ人間にとって無駄のない、みなそれは愛の具象化した顕れにすぎないと考えるようになったのです。
金銭ですら神が人間に与えた愛の具象化したものであり、それはこの世界に溢れる愛を源とした血液のようなもの。
金銭そのものは決して不浄と考えなくなった私は、金銭を世界に溢れる血液とみなしているのです。
私がその愛の血液を外側である人々に向けて放つなら、足りなくなった私の許には益々補うように私のもとに流れてやってくる。
もしも外側である人々に向けて放つことをせずにいるなら血液は流れを失い、私の許にもやってこなくなる、詰まった血管は流れを止めてしまう。
愛を外側に、人々に向けて、そうやって益々私の許に流れやってくる愛は、それをさらに人々に向けて放つ、
血液は本来流れてゆくもの、愛は独り占めせずいるからこそ私達にも降り注ぐ。
私はこの書籍から得られる利益によって、日本のあちこちに、そしていつかは世界中に、土地を購入して畑にしたいと考えています。
働けない体であったり年老いた人、そういった人たちが食べてゆくのに困らないよう自給自足ができる畑が欲しいのです。
その昔、東京キッドブラザース主宰であった故 東由多加が思い描いたさくらんぼユートピアや、宮澤賢治が夢に描いた理想郷、IHATOV。
今思い描く次の夢は彼らが夢見た理想郷に重なっています。
そしていつしか人々が自給自足で収穫をもとに生活を安定させながら、その次は収穫した穀物を海外に持ってゆきたいのです。
アフリカでもどこでもいい、食べたくとも食べれない、働きたくとも働けない人たちが世界にはたくさんいる。
自給自足で畑で働きながら海外のあちこちの国に穀物を持っていって飢えを少しでもなくしたいと思う。
そう、今はあくまで夢。 でもそんな人が笑う夢を描く事を私はやめない。
この本が人々に買われ、多くの人に読まれてゆくなら、そこから得られる利益できっとできるはずです。
苦しい人や困っている人、悲しんでいる人たちは遠いいつかの自分自身、それはいつかやってくるかもしれない未来の自分自身の姿。
人に無関心でなんかいられない、私達には本当は誰一人と他人というものは存在しない。
今はすぐにできる事ではないかもしれません、書き上げたこの本が大勢の人々に読まれなくては話にならない。
思い描いた夢が一つひとつ叶えていけたなら、きっと触発も始ると思います。
誰かが始めなくっちゃ誰もやろうとしない、
だけど、誰かが始めたなら  ―――――  違ってくる。
もしも誰かがそうやって世界中の苦しむ人たちに向けて食べるものを分け与えるようになったなら、
きっと触発ははじまるはずです。
今度は施設を建てる人が出てくる、その穀物を調理する人も出てくるようになる、
医療も組織化されるようになって無償でみてもらえる施設を作る人だってきっと出てくる。
私のような一個人が一冊の書籍の利益で始めれるくらいならこの世にいる大金持ちだってそれみてきっと始める!
私は人間を信じている。

 触発となる最初の足掛けはまず国内で大勢の人に読まれること。
そののち翻訳されたものが海外でも読まれること。
そうやって少しでも多くの人たちに読まれ、そして世界中の少しでも多くの志をもつ人たちに読まれたいのです。 
それはもしかすると無茶なことなのかもしれません、それでも私は諦めない、
いつしか愛の触発がはじまるように。





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