あとがき わたしからあなたへ
JUGEMテーマ:スピリチュアル
今日は過去記事のピックアップです。
(管理人の別サイトであります、「CuteGirlsJapan」で長らく公開をしてきました「上を向いて歩こう」より。)
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転載や引用、再配布は固くお断りします
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【 あとがき わたしからあなたへ 】
本書のおもな構成は、第一部に盛り込んだ異性との実際的な縁を作るものと、
第二部以降の幸福を引き寄せる愛という生き方のふたつになります。
第二部以降に綴ったものこそ多くの読者に伝えたい本書の主眼ではありました。
しかし現実には、第一部に盛り込んだ実際的な異性との縁の作り方といったものが、世の多くの人々には欠かせないものでもあります。
一部のご年輩の方にとっては、それらを若者にありがちな単なる駆け引きと捉えるかもしれません。
ですが、異性との実際的な縁の作り方を知らない人々の助けになるものもやはり世には必要と考えるのです。
本書は不純な異性交遊を勧めているものではありませんし、
異性間の問題は人が人間として生まれてきたからには必ず通らねばならない、目を背ける事のできない真剣に考えるべきものです。
第二部以降で綴りました幸福を引き寄せる愛という生き方は、言ってみれば大勢の人を愛することによって自然と自分に還ってくる、
善い因果によって現実に幸福になるといったものですが、
異性との具体的な縁の作り方を詳細してゆくことは、それら大勢の人を愛してゆく足掛けとなる入り口のようなものなのです。
現実生活の中で一人の異性すら心を射止めずまま、大勢の人を愛せる人間になることができるかと言うならば、
これは難しい事だと誰もが思う事でしょう。
逆説的にはなりますが、そうした大勢の人々を愛する人物になる事は、一人の異性の心を射止めて離さない幸せな人生を送れる事もまた事実です。
そうした愛の大きな人は放っておいても自然と異性からも愛されるからです。
しかし本書の内容をこれらのみで読者に勧めるのはやはり無理があると考えました。
現実には一人の異性の心を射止めて互いに幸せになっていきながら、大勢の人々にも愛を向けてゆく。
これら補い合う事が幸福を引き寄せる愛ある者となってゆくのに欠かせないものなのです。
話は第二部に移りますが、因果を扱った章には「嘘」や「罪」といった、
愛や幸福には障害となるものを人が脱ぎ捨ててゆくのに不可欠な章を設けました。
その中には刹那の的とされた女性を扱った「ある男性の手記」を盛り込んであります。
これを読まれた方の中には重く感じた方もいるかもしれません。
しかしこういった異性間の問題を扱う以上は性のトラブルは目を背けてしまうわけにもいきません。
異性間の諸問題の中には必ずと言ってよいほどそれら性的な問題もついてまわります。
「ある男性の手記」を文中に盛り込んでいるのは、題材として章の主旨に添ったものだからという理由はもちろんあります。
そしてもう一つは、これら性犯罪がこの世の中からなくなって欲しい願いがあるのです。
「ある男性の手記」は実は私の手記なのです。
文中にも書いたように、傷つくのは身体ばかりではありません、
心に傷を負った女性はその後も自分の生き方を歪めてしまいやすいのです。
もしあの手記を読まれて、少しでもあの女性の気持ちを理解し、悲しく思い、
人にそういう思いをさせてはならないと心に思う人が本書を読まれている中に一人でもいるなら、
こういった目を背けてしまいがちな話も、私達触れる者にとっては大切な事なのです。
仏典の逸話にもこんなものがあります。
「閻魔さまが罪人にこんなことをお尋ねになりました。
おまえは生きていた時に年老いて杖にすがっている人をみなかったか。
生きていた時に病でやつれた人をみなかったか。
生きていた時に死んだ人をみなかったか。
罪人はそれらの人をいくらも見てきたと答えました。
それにたいして閻魔さまはこう答えたのでした。
おまえはその天使たちに会いながら、自分も老い、病み、死を思わず、
善をなす事を怠って報いを受けることになった。
おまえ自身のしたことは、おまえ自身がその報いを受けねばならない。」
私は時に、悲しみをこの瞳に映す人を天使だと考えているのです。
悲しいものを見聞きするのも、忘れていた心をとりもどす助けをしてくれているのだと。
本書の中で特に重要視をしている「因果」と「正見」の二つで構成してある第二部では、
人が愛や人生上の幸福、成功をつかむのに必要不可欠となる土台部分、壺の中を洗い流す「戒」となるものと、
現実に愛と成功をつかんでゆく「奨」の二つで構成しました。
本書は、多くの読者にとって慰めのエッセイのような一時の読み物として終わらせてしまうのではなくて、
現実の生活の中で実際的に活かしてもらえる実用書として読んでほしい願いがありました、
そのため愛と人生上の成功に是が非でも必要な土台となる「戒」を前半に多く盛り込み、
土台の後に建てる部分となる「奨」となるものを後半に寄せてあります。
これらはまるで家を建築するのとそっくりなのです。
基礎となる部分はしっかりした大地でなければいけませんし、土台となる基礎もしっかりしていなければ上の階が傾いて倒れてしまいます。
しかしこの構成は一部の読者にとって楽しい配置ではないかもしれません、
「戒」となる身を洗い流してゆく過程から入ってゆかねばならないからです。
私は読者に媚びたりウケをねらって「戒」となる部分を省いてしまうわけにも、「戒」と「奨」の順序を逆にしてしまうわけにもいきませんでした。
これはいわば汚れたキャンバスに絵を描こうとしているようなものだからです。
壺というものは中の水を先に洗い流さなければ清浄な水でいっぱいにすることはできませんし、
もし汚れた水を洗い流すという部分、「戒」を省いてしまったり、後の方にもっていたとしたならば、
こんないいかげんな自己啓発書もないからです。
こういった壺の中の汚れてる部分を掃除せずに清浄な水を入れようとすることが、(戒を自分に敷かない事)
実は人々の多くが自己啓発書を書店で手に取り、買い求め、いくどとなく読み進めていながらも現実生活で活かしきれずに終わってしまっている真の理由なのです。
そして実を言えば本書の「戒」となる部分ですら本当は人々に愛や幸福、人生上の成功を与えるのに十分なものでもあるのです。
私は第二部の中で、「嘘をつかず、正直に生きるだけで人生が変わります。」こう読者に伝えました。
これは現実の事なのです、実際に私達を取り巻く環境が自分に相応しく変化をしてゆくのです。
人は自己の中から不実なものを追い出してゆくだけでも、
その自分にふさわしい境遇と生活がまるで凸と凹がぴったりと合わさるかのようにやってきます、すべてのものは必ず具象化するからです。
無論世には不実な生き方で思うままに生きている人も大勢います、しかしそれらは享受できる貯金が尽きる時が必ずやってくるのです。
行動や心といったすべてのもの一切は因果です、どんなものも相応のものが還ってきて具象化せずにいられません。
ですから、今まで恋人ができなかった人が、「日常で一切の嘘をやめて正直に生きるだけで」、
異性から愛情を向けられるようにすらなるものなのです。
この時、自分の容姿などは関係なくなります、愛は惹きつける力があるからです。
なら人は、恋人ができなかった生き方と、恋人ができる生き方と、どちらを選ぶことでしょう?
こういった人間の中の善悪、影の部分を落としたり美徳となるものを身に備えてゆくことは、
今までの自分とはちがうまったく他の人間に成り変わろうといったものではなく、より本来の自分に戻ってゆくことなのです。
私達人間の本来の姿は愛そのものであり、その本来の姿には苦痛も不幸もなく、ただ愛と幸福だけがあるものだからです。
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- 2011.08.30 Tuesday
- ピックアップ
- 23:02
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- by 愛上王
記事のアップが過去記事のものになっているので心配しました。
私はこちらで本当の愛、利他愛を教えていただきました。
盗作についても^^;
本当の愛、利他愛では、相手がどのような態度を取っても愛せるのが、本質的な愛だと思ってきました。
人類愛のような、博愛のような。
こと、恋愛については、難しいですね。
相手の態度で、愛が醒めたりしてしまいます。
例えば、結婚すると約束したのに、何年も結婚してくれず、子供を産む時期を逃してしまったり、相手のためを思ってした行為が相手には、迷惑だったり。
家族となれば、そのようなことは頻繁に起きると思います。
子供のことを思ってした行為が子供にとっては煙たかったり。
愛はむなしくて哀しいことも体験しなくてはなりません。
でも、本当の利他愛なら、そんな哀しみやむなしさは、伴わないと思います。
相手に期待したり、そのような下心や自己満足が少なからず、あるからなんでしょうね^^;
ところで、ある男の手記は、以前読んで感激していたのですが、ある男は、とても情熱的で意外に思いました。
ブログ上の愛上王さんから考えられないくらい情熱的で深い愛をお持ちの素敵な男性です^^
愛上王さん、頑張ってくださいね^^