「神示」とはなんぞや?
JUGEMテーマ:スピリチュアル
当ブログの読者であります、Rayさんよりこの度寄稿を頂きました。
「神示」とはなんぞや?
ずっと疑問に思っていた事があります。「神示」とは元々どういう意味なのでしょう?
ブログなどでは「〇〇大神様からの神示」と使われている事が多いので、なんかお告げみたいなものかな?と思いました。辞書をひきました。今の電子辞書を50冊程の辞書に一括検索がかけられます。
ないんですけど。そんな言葉。
結論から言います、日本の現行の辞書(広辞苑、大辞林、その他全ての国語、漢和、古語辞典、百科事典)には「神示」と言葉は一切存在しません。
天照大神や国祖の神からの御告げやメッセージを表すのに欠かせないキーワードの「神示」と言う言葉が、載っていないなんて…びっくりです。広辞苑や大辞林を作っている国語、言語学者達揃いも揃って無知なのでしょうか?古事記も日本書紀も古語拾遺も読んだことないのでしょうか?
では、広辞苑大辞林レベルのダメ辞書には「お告げ」のようなものはなんと書かれているかというと、どの辞書にも、「神託」「神勅」「託宣」「天啓」「啓示」とあります。
しかしこれらは古代大和言葉ではありません。なぜなら漢熟語だからです。
古代大和言葉には日本固有の文字がありませんでした。なので漢字の借字で大和言葉を表記していました。
それを万葉仮名や真名といいます。私達が使う平仮名片仮名が出来たのは古代大和よりもずーっと後の平安時代です。
では、古代大和言葉では託宣や神託や神勅をなんと表記しなんと読むのか?
古事記、日本書紀などは全て真名で書かれており、天照大神の神勅は全て「詔」と表記されています。
「みことのり」と訳します。
ちなみに「詔者」で「みことのりたまはしきもの」と訳します。
奈良後期や平安くらいから〜「みことのり」は天皇の勅命の意でほとんど使用されるようになります。
一文字一文字、一音一音に「神」が宿るという言霊学の見地からすれば「みことのり」と「しんじ」では全く別モノです。なので言霊学では勝手な現代語訳や書き換えを禁じています。
ではでは「神示」という言葉一体どこから来たのか?
試しにYahoo!で検索したら、すごくいっぱい出てきました。広辞苑にはなくともネット上にはワンサカあるんですね(笑)さすが最新の流行語ですね。
なにやら怪しげ神道系新興宗教団体名やホームページとセットで大量に出てきます。
日月神示以外にも、ナントカの家、ナントカ教、光ナントカ会、ナントカの道、「神示」という語は明治以降に出来た多くの神道系新興カルト宗教団体のみで使われている用語でした。
ちなみにそういう新興宗教をまとめて「神示宗教」と呼ぶそうです。
もちろん信仰は自由です。今ならネットでどれでもお好きな「神示」をお買い求め下さい。
私は神社の御神籤(おみくじ)で充分です。 あ、戸隠神社の御神籤は全て真名(漢字)で書いてありますけどね。
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愛上王注釈 いかがでしょうか。 実に参考になったと思います。
私も、PCや携帯などで文を書く時、漢字変換のシステムで「神示」が変換されないものばかりなので常々疑問に感じていました。
ごく一部の、現代語を多く盛り込んでいる漢字変換システムでかろうじて変換ができる程度なのです。 (Google日本語入力など。)
たとえば、「何々神示」なる名称は、私達人間が便宜上勝手に呼称しているのであって、
神々にとってみれば、人々を依り代にして降ろす言葉なり文なりというものは、それを「神示」なるものとは到底意識されているとは考えられないのです。
所がですね、神示をさも受け賜わったかのように振る舞いたがる人がここ数年で急増をしていますが、
そうした人達の多くは思い込みから、創作神示をでっちあげるその時、文中に神々自らの言であるかのように「神示」という単語を盛り込みたがる人までいる始末。
これは昨日、天地マリさんだか我道を行けだか行くだかと書かれておられる、自称チャネラーさんがおられるんですが、
創作でっちあげ神示であることを世の人々に自分から知らしめているのです。
(その創作神示の内容は、とある偽霊能者の天敵であります、あるインチキバスターに向けられた、神示を装った文句ですので、ぜひどこのどなたの創作神示か見当がつくようでしたらぜひ一読をされてみてください。
私はそれを読み、でっちあげ神示を書くぐらいしか取り柄のない人が、よくまあ上から目線で高圧的な態度をとれるものだと呆れてしまいました。
その神示風の文句が書かれていますものは2012/4/22にUPされたようです。 )
また、Rayさんも指摘されていることですが、特に断りがない場合、アマテラスという同一の神からの神示であるはずなのに、
日々文体がコロコロと変わるおかしさを指摘されています。
あれはなんですか?アマテラス様という神様は何人いるんでしょう?
毎日文体が替わって読みヅラいたらありゃしない。
こうして、冷静にみつめてゆきますと、創作神示というものはボロがいくつもあらわとなってゆきます。
他にはこんな指摘もあります。
未曾有の世??ってなに?
未曾有と言う言葉はある特定の出来事に対して使う言葉です。
「世」というのは常に変化するものなので、「世」にはつけられません。
こうして物事を知ってる人にはすぐにバレてしまうというものです。
日月神示のコピベを
アマテラス様からのメッセージとして貼るのはいかがなものかと
この、日月神示から盗用し、ある神様からの神示かのように作り変えるなどは、もはや創作神示にしても稚拙すぎるというものです。
詳しい人が読めばすぐに、またそうでなくても発覚してしまえば、詳しくない人にもその神示がインチキとバレてしまう。
これ以外の稚拙な創作も諸々含めてですが、不正を行うことにためらいがなかったり、バレることに思慮が働かない、
そうした後先を考えない傾向は、盗作して神示を装う人や、創作して神示を装う人らがついやってしまうミスなのです。
そもそもヨソから盗んだり、でっちあげて創作する人たちというものは、不正が発覚した後の自分自身の社会的な立場がどうなるかを考えておらず、
こうした楽のできる盗作や創作といった、ショートカットを選びたがり、その上でインスタントに人々から賞賛されることを望んでいるわけです。
そうしたウソ神示を万が一にも信じてしまうと、ウソ神示で自分を大きく見せたがる、
そうした人達にうまく乗せられてしまい、考え方や心、果てには生活までも曲げられてしまう。
今後は精神世界やスピと呼ばれる世界での霊感商法はまたも変換期を迎えるでしょう。
以前はあなたのオーラを観ますだの、前世を観ますだのが流行り、
ここ2、3年は「神示」なりチャネリングと称したもので霊感商法が流行ってきたようですが、
それらは演じ切るには大変に難しく、バレるリスクが非常に高いものであることが一般化してゆくことでしょう。
当ブログは精神世界系やスピ系に関わる大勢の人たちが常に読まれにきています。
(日によってバラつきはありますが、通常5000台、多い日で7000いくかどうか、少ない日でも4000台のアクセスがあります。 内、ユニークユーザーは8割強程度かと。 なので一気に広まります。)
その中には霊感商法をする者やニセ霊能者も多く閲覧をしにきています。
また、騙す側ではない、そうした世界に関心のある方たちも日々大勢が読みにきているのです。
本日よりこの精神世界では、チャネリングや神示を騙るのはリスクが大変に大きい。 そのことを人々は認識をするようになります。
よってチャネリングや神示を騙るのはこれからは下火になるのです。
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他にもコメント欄に投稿くださいさいましたものも大変に参考になると思います。
以下もRayさんの指摘です。
素朴な疑問、そもそも岡本氏の日月神示の原文はその殆どが漢数字と「〇」や「、」等の記号で書かれています。
それを学者達が何年も掛けてとりあえずなんとか意味がわかるように解読したものです。
今でもその現代語訳が正しいかどうかは定かではありません。
毎日のように神示をアップしている方々はどうして、簡単な現代語で書いているのでしょうか?
どうして岡本氏に降りた神示と同じ〇、+一二三で書かれている神示がひとつもアップされないのでしょうか?たまには、原文アップしてくださいよ(笑)
それとも記号や古代大和言葉で降りた神示を皆にわかるように親切に毎日現代語訳して下さっているのでしょうか?
言霊学では原文を勝手に仮名書きになおしたり現代語訳したりすることは固く禁じられています。
なぜなら古代大和言葉は一文字一文字そのものが「神」という概念だからです。
ネットに溢れる神示や鑑定を信じたければ信じればよいです。思想、趣味、娯楽は自由ですから。
そういったものは雑誌の後ろの星占いや神社の御神籤のようなどこにでもある娯楽ですから。
まぁ 御神籤は200円とかですからね(笑)
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以下のコメント投稿文も是非読まれてみてください。
とりあえず 一旦私なりの総括を致します。
私が常々思うことは、人は皆ありふれた日々のなかで誰しも超自然的ななにかや神の存在のようなものを感じる瞬間が必ず幾度もあります。「うわぁ〜すっごい偶然、なにこれ?運命?」とか「あれ?これ夢でみた気がする」「きっと神様が私達を赤い糸で結んでくれたんだ」
また、芸術やスポーツや文学で優れたものに触れたとき言葉では表現しがたい途方もない感動に包まれます。
しかし、イチローは言うでしょうか?「俺がなんで凄いかって?そりゃには俺は〇〇大神様の加護があるからだ、だからこんなに頑張れるんだよ」
中島みゆきや小田和正やエンヤは言うでしょうか「この歌は〇〇神様からのメッセージです。本物だから皆の心に響くのです」
スーチー女史やマンデラ氏は言うでしょうか?「私は〇〇神から命をうけ貴方方を悪の組織がら解放するお役目を頂きました。私と〇〇神を信じれば必ず自由で平和で平等な世界へと導きます。だから私とともに戦いましょう」と
逆にアルカイダは言います「全てはアラーの神のため、これは神の意志による神の子による聖なる戦い」、かつて日本軍は言いました「日本はいにしえよりの神の国、神国が負ける筈がない、全てはお国のため、現人神であらせらるる!天皇陛下の御為」
世の本当に強き優しき人を支えているものは己の一途な信念と絶え間ない努力と、その強き優しき人の行動言動努力に感銘を受け心動かされ、その人を信じる多く人々の気持ちです。
そこにいちいちあの方にはに何の神が降りていているから本物、あの人の歌は何の神のメッセージだから本物などをあえて言うのは蛇足以外のなにものでもありません。
そういう優れた人達がたまに言うのは「神様?いるのかもね、よくわかんないけど、困った事があれば神様助けて、なにか良いことあったら神様ありがとうって思うよね(笑)」くらいです。
全国各地の神社で神社を浄めるお役目と言って、他の参拝者の迷惑も考えず、大声で祝詞をあげる人達の御神業と、毎日学校帰り通学路のゴミ拾いをする小学生達。
名前も住所もわからない赤の他人の女性の背中を擦ってエネルギー注入だかをする本名もわからない人と、毎日年老いた母の介護をし体をする孝行息子。
電力に100%依存したネットの世界で好き勝手言って、これまた電車であちこち出掛けてワークだなんだと信者を増やすのに熱心なカルト教祖達と
神様の名前なんかなんにも知らなくてもみんなに美味しいお米や野菜を届けるために黙々と毎日野良仕事する田舎の農家のおじさん達。
皆さんはどちらの姿に心うごさかれますか?
私はそういう普通の人の中に暮らしや話すことの中に「神様」を感じます。
神様ってなんだかわかんないんですけどね。(笑)
あと自給自足ですが、幸い我が家先祖代々の百姓家なものですから、生まれてから一度も米も大豆も買ったことありません(笑)野菜も果物も花も作ってます。食料自給率はずっと80%以上です。
電気は太陽光で100%自給です。例え電気が止まっても、薪と炭も竈があるのでなにも困りません。
私の住んでいる超ド田舎集落では殆どの家庭が兼業農家ですからずっと昔から当たり前のことです。
でも、別にそんなこと他人にオススメしませんよ。兼業農家は大変ですからね。それに農業は物理的に出来る人と出来ない人がいますからね。皆それぞれ今住んでいる場所があり、家族がいて、今の仕事がありますから。田舎暮しがしたければすれば今すぐ移住してすればいい。ただそれだけのことです。
人にそれを「食料危機が来るのでやれ」と強いる必要はないのです。
どうでしょうか、私達人間に大切な事は、神示や神々に依存をすることではないことを強い説得力で語られていると思います。
この度は記事の寄稿を快く承諾くださいました
Rayさんに感謝します。
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コメントにて感想歓迎です
- 2012.04.23 Monday
- 霊能とニセチャネラー問題特別枠
- 22:08
- comments(9)
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- by 愛上王
いや〜、さすがに(@-@;・・・ ←こんな顔になりました。
「神示」と書くときは「神」「示す」と訳さなければ出ませんね。
「しんじ」は「神事」だとすぐ変換できます。
日月神示やひふみ神示を指し示すときは、この方法で書きます。
面倒くさいですね。
いや〜、まいったまいった。参りましたです。
結局はアレですか?ハーレム状態になりたいと?
おのが一番!てことですか?
いや〜 まいったまいった! それは無理でしょう。許せませんね。
Rayさんの仰ることはすべて真っ当だと思いますよ。当然至極ですよね。
まっすぐに道を歩む者には真っ直ぐな神が味方する。
これからも頑張って下さい。