相手を恋愛対象とする 愛の射程距離

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『 2章 ふたりが惹きあうために 』


 【 相手を恋愛対象とする 愛の射程距離 】

 名刺の話ではちょっとした工夫により相手の意識が自分に傾く、好意をもってあなたに近づきたくなる様子を示しました、
これは非常に重要な事でして、男女間の真理の一つかもしれません。
すなわち、自分にとって都合の良い些細な思い込み、場合によっては大きな勘違い。
無意識的に相手を自分の理想像に結び付けて解釈していく事は恋愛の始めであり、
また、いかなる年齢差や環境差による障害をも無にしてしまえる程の強い力があるのです。

十、二十と年齢差があるにも関らず男女の仲になってしまう、
社内恋愛や不倫など端から観ていてなぜなのかはこの辺りにもあるようです。 
私はこのような、相手を恋愛対象内に入れて考えたり接する事を「好意の射程距離に入れる」と呼んでいます

この射程距離に入れるというのは本人の生活圏、フィールドとも言えるものや、
本人の精神年齢、価値観が複雑に絡みあっています。
 この射程距離の概念は、小さなものから大きな捉え方と、実に色々あるようで非常に説明が難しいものがあります、
ですのでここでは日常の具体例からお話しします。

 ここにOLをしているA子さんが居るとします、
A子さんの勤める会社は建設関係で施工も手掛けています、
A子さんが普段接する人達は同期入社した同年代の人や妻子ある上司、
学生生活を終えたばかりの新入社員、現場作業をしているであろう下請け会社の面々、
父も母もごく普通で、娘には将来こうしなさいとかああいう人と一緒になりなさい等とうるさくもない。
A子さんを大きくおおうようにしている一つの世界として普段接するこのような人達が彼女の周囲に存在をしています。
これは生活圏と言い換えてもよいでしょう。
このような生活圏の中でも更に細分化された小さな世界、フィールドがあります。
A子さんの仲の良い同僚はパソコンを使ってINTERNET等でチャットしたりメール交換したりと先進的、
A子さんも感化されてか趣味を同じにしています。
このような更に身近な人たちとの交流は個に近いフィールドと言えます。
現在恋人のいないA子さんが男性と仲良くしたいと考えるなら、
おそらく色々な意味を含めて自分に近い男性を候補に挙げることでしょう、
同期の男性で親しみやすく性格もまあまあ、趣味は違っていたとしても理解はしてくれそうなど。
しかしこの初めに候補に挙げる中に恋人を見つける事が出来ないでもA子さんはめげません、
周りを見渡すと男性は沢山います、現在位置している生活圏の中の男性を色眼鏡で観るような事はしないのです。
妻子ある上司を何気なく見つめてみるとそこには気遣いあるいたわりを観る、
もしくはバリバリ仕事をするその背中に男らしさを感じる。
もしもA子さんが未だ学生だとしたならばこの同一人物である上司の頑張る姿を見てもこうは思わないでしょう、
「ここに射程距離があると言えます」
射程距離は大きな捉えかたで言えばその人の生活環境が大いに関与しているのです。
場合によってはA子さんはヘルメットを被り、現場作業に従事している男性に恋焦がれるかもしれない、 
まったく縁のない世界に居たなら恋に身を削るような事は無かったかもしれないわけですね。
その中でも細分化された小さなフィールドはその多くは類友で形成されていると私は考えます、
これは気質的なものが大きなウエイトを占めています、
この類友と言うのは類は友を呼ぶ、というあれです。
私達はこの類友を普段何気に求めては探し、近づいていこうとしています、
学生時代を思い出してください、クラス40人程の中に幾つかのグループが形成されていましたよね、
反抗的なつっぱり君たちやおとなしい数人の女の子グループ、活気のあるいつも目立っている女の子グループも。
これは私達が何気に恋愛以外にも他者に対して自分の好みに応じて射程距離を取り入れている例なのです。
このように普段から私達は自分の周りの人たちに対して選別、振り分けのような事を無意識に行っています。
要するに、自分とB君とは共通するようなものが多く、気が合いそうだと潜在で判断をし、お互いに近づいていっているのです。

 このようにして見ていくと、この類友というのは安心感からくる連帯感を共有できるかかどうかといった個人のものさしが働いているようですね。
この安心感と言うのは裏をかえせば自己の肯定です、
同じタイプの人達が周りにいてこそ自分という存在を肯定できるといった心理が働いているのです。
例えば仲の良い男女のグループが居たとして、そのグループは仕事や学校を終えた後
いつも同じ場所に集まっては遊んでいる、一種の溜り場のような所でです、
この中のある女性がグループ外の男性と知り合いになり、交際して欲しいと告白されたとしましょうか、 
そしてその男性の趣味はインターネットとしましょう、 この女性が交際を承諾するかというと難しいものがあります。
これはその男性とおつきあいをすると連帯感を共有している仲間と一緒にいられる時間が少なくなるというのもありますし、
できることならグループ内のいつも連帯していられる仲間の中から恋人を見つけたいと無意識に考えているからでもあります。
この、現在のもっとも個に近いフィールド、これはもっとも近い位置の射程距離であり、
本人にとっては第一の恋人候補圏内でしょう。
ではこれよりも遠い位置の射程距離にいる人はチャンスがまったくないのかと言うとそうではありません。
第一候補でないというだけであって、まったくの射程外ではないのですからいくらでもチャンスはあります、 
第一のチャンスはもっとも親しくしているグループ内の異性を射止める事が出来なかった時。 
なんだ、それじゃうまくいって他の人と恋人同士になってしまったらダメじゃないかと言われるかもしれませんね、
ええ、そうなんです、でもこれは当たり前の事。
あなたの恋しい異性にはあなたと同じように相手を選ぶ選択の自由があるんですから。
ですからこれは嘆いてもしかたありません、
相手がもしも異性のパートナーに自分以外の人を選んだなら、その時はうまくいく事を祈ろうではありませんか。

 さてそれではいったいどんな風に私達はチャンスを得ていったらよいのでしょうか、
ひとつには相手の趣味や性格、行動や価値観といったものをあなたが肯定する事からはじまります、 
私達は皆誰でも、良き理解者を渇望しているのです。

いつも側に居て辛い時は励まし、悲しい時は共に泣き、楽しい時は二人で分かちあう、
この様な人を皆誰もが求めています。
よく恋多き人がいますね、別れたばかりでもすぐに新たな異性をみつけて恋仲になるような人、
あなたの周りにもきっといると思います、
この人達は正にこれなんです、ですから本当はエッチできる相手が欲しいとかいったそういう次元ではないのです、
いつも自分を肯定し、支えてくれる人がいた人ほど、すぐにでも同じ様に自分を理解してくれる人を求める。
裏を返して見ると、いつも一人で平気な人を恋人として獲得するのは難しい、
何しろそれが当たり前の生活、一人でも強い人なんですから。

 そしてもうひとつ、相手にとってあなたの趣味やパーソナリティーといったものが初めは馴染めないものであったとしても、
まずは徐々に気軽に触れる事のできるようにしてゆくということ。
これは自己の趣味を押し付けるという意味ではありません、
何かしら楽しそうな一面は必ずあるはずですからその辺りを何気なく自然体で見せてゆくのがよいということです。 
例えばあなたがインターネットをされているならば、サイトを巡るばかりでなくどんな遠距離の人ともメールはおろか
マイクを使い電話のように会話が出来るなど楽しそうな一面がありますよね、
なんだか面白そうだから私もやってみたいと思うまでになれば、
相手にとってあなたはいつの間にか射程距離の中でもっとも近い位置まで接近できるのです。
人は自分の生活環境やライフスタイルに固執している面はありますが、ある時今までの価値観が変わってゆく事があります。
例えばあなたの周りの人が登山が好きだとしましょう、
その人はあなたにも同じく登山を薦めてはその世界の素晴らしさを延々と説く、
おそらくあなたはこの時、薦められた登山というものを好きにはならないかもしれない、
それどころか趣味を押し付ける相手と登山を嫌うようになる事すらありえる。
これは悪い意味での価値観の変化でしょう。
反対に好んでゆく場合もあります、これはもうとにかく何気なく触れさせるのが大切な事、
あなたやあなたの趣味を押し付けたりはしないようにしながら接していくことなんです、
何しろ相手にとってあなたの固執している世界や価値観など初めは興味などないのですから。
何気なく触れさせる事により徐々にあなたの世界や価値観を相手は肯定していき好むようにもなりえる。 
相手の価値観の中でひとつ、あなたを含めたものが相手にとってみずから肯定されてゆく。

 この辺りの事は子供をもつお父さんやお母さんならきっとよくわかると思うのですが、
子供に対して躾やお説教をするのに似通った部分があります、
いくらお説教しても効き目がないのは、お説教という名の自己否定をされてるからなんですね、
躾やお小言というものは形が自己を否定される形では素直に受け入れる事ができないのです。 これは人間は誰しもです。
お説教にもやはり工夫がいる、自ら反省し、良くなろうと思う話し方やきっかけを用意してあげるべきなんでしょうね。 
しかし恋愛はお説教ではありませんから相手にあなたを受け入れてもらうには、
別の形で相手があなたを肯定出来る部分を見つけ、自然と肯定してゆかねば成り立つのはむずかしい。
 参考になるかわかりませんが、ここである人の経験談をお話しします。
Aさんの側にはB子さんという人がおりました、この女性、社交性が優れ、愛敬もある、
しかし冷淡な部分、自分さえよければ他人はどうでもよいといった部分がありました、
本人はもちろん自覚などしてはいません、
このような部分があるからなのか可愛い割に恋人からはいつもフラれてばかりでした。
AさんはB子さんの良い部分、社交性のあるところなどに惹かれ、おつきあいをする関係になりました、
このおつきあいの初めに、AさんはB子さんに言った言葉があります、
「俺とつきあったら絶対今よりもイイ女になる! もしも二人が別れるような事があっても 
君は男達が放っておかない凄いイイ女になっている」
Aさんはこの様な事をB子さんに言いました、
そしてB子さんはAさんの言葉通りに誰からも愛される女性になっていったのでした。
これはより良い意味で期待をかけられ、その期待に応えるべく変化をしていったのです。
この、B子さんがみずから進んで良くなっていこうという気にさせる、
こうした期待をかける言葉をもしAさんが向けていなかったなら
B子さんは誰からも好かれる女性になってはいなかったかもしれません。
この女性はAさんを信頼し、期待したのです、お互いにそれに応えるべく行動をし、
B子さんはますますAさん好かれるようにと自ら努力していったと。

■ 異性に受け入れてもらうには信頼される必要があります。
■ どのような人も共感できる人、理解者を求めています。




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